坊ちゃんLab

――サイエンス夢工房の中での「坊ちゃんLab.」の企画について教えてください

坊ちゃんLab.の結成は3年前なのですが、その時から朽津先生にご協力いただいて毎年やらせてもらっています。サイエンス夢工房は、理工学部応用生物科学科の朽津先生・諸橋先生・古屋先生がメインでやっていて、そこに坊ちゃんLab.はお手伝いという形で参加させていただきます。

――先生の研究を学生がやっているということでしょうか?

主催は先生、研究室なのですが、その企画の一部をこちらでやらせていただいている感じです。学生側がどのような研究をするかを先生に提案して、許可していただくという形です。

――理大祭では、どのような企画を行う予定ですか?

今年は来場者にブロッコリーからDNAを抽出する実験の体験、GFP(青色の光を当てると緑色に光るタンパク質を作らせた)大腸菌をシャーレに入れて展示します。大腸菌が光っているのを観察するには特別な機械が必要なのですが、普通の大腸菌も置いて、違いを見ていただこうと考えています。他にも、遺伝子の組み換え方法のポスターを展示しようと考えています。

――他にも企画はありますか?

研究室としてやる企画もあります。

――どういう人を対象の企画でしょうか?

メインは高校生とその保護者を考えています。企画自体は、小学生対象の実験教室でもできるもので、そこまで難しくないです。目的は手を動かして実際にやってもらうことなので、家庭にあるものを使うことで、身近に感じてもらえるようにしています。

――具体的にどのような実験をやるのですか?

ブロッコリーを事前に冷凍しておき、それをすりつぶします。そこに溶液を入れて、よくかき混ぜて液を濾します。最後に、残った溶液にエタノールを加えると出て来るものがブロッコリーのDNAです。白いモヤモヤした感じのものです。

――坊ちゃんLab.の普段の活動内容は?

諸橋先生と古屋先生の研究室をお借りして、大腸菌の遺伝子を組換え、新しい遺伝子を持った大腸菌を作る、というのがメインの活動です。メンバーの10数人がMITで開催されるiGEMという大会に参加するために、アメリカに向かいます。iGEMのために1年かけて、遺伝子組換えの大腸菌作っていて、大会では研究内容をまとめたポスターを展示しています。今年は空気中の窒素を使ってアミノ酸を合成する大腸菌を作る、という研究を行いました。この他にも、子ども向けの実験教室、サイエンスカフェなどもおこなっています。

――メンバーはほとんど応用生物科学科?

応用生物科学科以外にも理工学部 情報科学科、機械工学科、物理学科、薬学部、工学部の学生が活動しています。
情報科学科だと、モデリング(プログラミング)を担当することもあり、それぞれの得意分野を生かした活動をしています。

――当日はどこでブースを展開しますか?

6号館1階の第一学生実験室、正面入り口から入って右に曲がって一番奥の部屋でイベントを行います。当日はビラ、パンフレットを配る予定です。

――参加するのに申し込みは必要ですか?

第一実験室に来ていただけましたらどなたでも参加いただけます、事前申し込みは不要です。

――理大祭に来られない人も、実験に参加する機会はありますか?

はい。去年は生涯学習センターで講座を行いました。

※iGEMについて

iGEM(The international Genetically Engineered Machine competition)とは、遺伝子組み換え技術を駆使して独自の生物を作り、プレゼンテーションを行ってその機能とアイディアを競う、生物版「ロボコン」です。毎年11月頃にアメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)で開催される。

どの項目を達成したかによって銅賞、銀賞、金賞、他にもポスター賞、ベストプレゼンテーション賞などがあり、去年は銅賞、今年は銀賞を獲得したそうです。